最近、MRの方々よりエムスリーマーケティングへの転職相談を受ける中でよく頂く質問が
製薬会社のMRとエムスリーマーケティングのメディカルマーケターは何が違うのか?
です。たしかに、製薬会社のMRとエムスリーマーケティングのメディカルマーケターの仕事内容は重複する部分があるため、同じ仕事の印象を受けるのでしょう。
しかしながら、製薬会社のMRとエムスリーマーケティングのメディカルマーケターの仕事は
違います。もしも全く同じ仕事なら、給料の視点より製薬会社のMRを絶対に続けるべきです。
そこで、本記事では製薬会社のMRとエムスリーマーケティングのメディカルマーケターの違いを仕事内容、給料、勤務地、キャリア(市場価値)の視点よりご紹介します。
MRとメディカルマーケターの仕事内容
ご存知の通り、製薬会社のMRの仕事内容は自社医薬品の売上を最大化させるため、担当顧客である医師との対面面談を通じ、医薬品に関する情報提供をすることです。
一方、エムスリーマーケティングのメディカルマーケターの仕事内容は、担当する製薬会社の医薬品の売上を最大化させるため、担当顧客である医師とのWEB面談を通じ、医薬品に関する情報提供をすることです。
そして、m3.comをはじめエムスリーのデジタルツールを活用しSTP(セグメンテーション/ターゲティング/ポジショニング)、チャネル/コンテンツ施策等。いわゆるマーケティングの業務を行います。その過程で、アンケート設計や定量分析等を通して、仮説構築→検証のサイクルを繰り返していきます。
エムスリーマーケティングのメディカルマーケターは、製薬会社のMRとは違い、車を運転する時間、医師を待つ時間がありませんので、その代わりに上記活動も加わります。
MRとメディカルマーケターの給料
ご存知の通り、製薬会社のMRの給料はいいです。福利厚生込みで、35歳で年収1,000万円以上の生活水準を送れるのが平均値でしょう。
一方、エムスリーマーケティングのメディカルマーケターの給料は、転職時の面接評価、昇進スピード、ボーナスによって様々なので一概にはいえませんので、詳しくは無料会員登録後、山田創までご相談ください。
MRとメディカルマーケターの勤務地
ご存知の通り、製薬会社のMRは全国勤務です。北は北海道、南は沖縄まで、どこで働くか?は支店長のみぞ知ります。そして、5年に1回の頻度で転勤があります。
一方、エムスリーマーケティングのメディカルマーケターの勤務地は東京港区の赤坂です。基本的に、エムスリーグループはすべて本社ですので一生東京勤務になります。
しかし、グループ会社の事業責任者等に抜擢された場合、その限りではありません。アメリカ、中国を含む東京以外の勤務地で働くことになります。
MRとメディカルマーケターのキャリア(市場価値)
ご存知の通り、製薬会社のMRのキャリアはMR→リーダー→営業所長→支店長です。稀に、MRからマーケティング、ファイナンス、サプライチェーンのキャリアが歩む場合がありますが、『社内異動を希望するMRが社外異動をするべきたった1つの理由』で記述した通り、MRからの社内異動を叶えられる確率は数%です。そのため、基本的にMRで始まりMRで終えます。
一方、エムスリーマーケティングのメディカルマーケターのキャリアはいい意味で未知数です。 私の知る限り、エムスリーマーケティング→エムスリー・プロダクトマネージャー、アクセンチュア・コンサルタント、製薬会社・デジタルマーケティング等です。
MRとメディカルマーケターのまとめ
以上のように、製薬会社のMRとエムスリーマーケティングのメディカルマーケターの違いを仕事内容、給料、勤務地、キャリア(市場価値)の視点で考えますと、似て非なるものです。
そもそも、MRは薬を創薬する製薬会社の営業であり、メディカルマーケターは医療ビッグデータを構築するヘルステックカンパニーの営業・マーケターなので違うのは当然です。
今回ご紹介した4つの視点を参考に、転職活動のための企業分析を実施してみてください。また、ご相談ございましたら下記より無料会員登録後、山田創までご連絡ください。