メディシノバ・インク(4875)の株価は割安である

2019年12月27日、メディシノバ・インク(4875)プレスリリースにてJASDAQ上場廃止基準に抵触する可能性が示唆された。JASDAQでは、営業利益または営業キャッシュフローが5期連続してマイナスであることが上場廃止基準として設定されているが、メディシノバ・インク(4875)は、2015年12月〜2018年12月期まで4期連続して営業利益及び営業キャッシュフローがマイナスであった。そして、今回のプレスリリースにて2019年12月期もマイナスになることが

確定

したと公表された。つまり、現行の上場廃止基準に抵触したためメディシノバ・インク(4875)は上場廃止になる。しかしながら、2019年11月29日より上場廃止基準の見直しが実施されており、メディシノバ・インク(4875)のJASDAQ市場における上場廃止は

延期

された。つまり、メディシノバ・インク(4875)は今後もJASDAQ市場で株取引が可能になる。2019年12月27日時点のメディシノバ・インク(4875)株価は683円、2017年11月頃の最安値であり、私は割安と考えている。なぜなら、メディシノバ・インク(4875)は新薬上市の最終段階である第III相段階のパイプラインであるMN-166(イブジラスト)があるからである。

MN-166(イブジラスト)は、複数の適応で臨床試験が実施されているが、第III相段階に進捗している適応はDCM(変性性頸椎脊椎症)、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の2適応である。DCM(変性性頸椎脊椎症)は承認治療薬が0であり、ALS(筋萎縮性側索硬化症)はリルゾール、ラジカットの2医薬品しか承認されていない。つまり、承認されれば

売れる

医薬品である。米国におけるALS(筋萎縮性側索硬化症)患者は2万人、市場規模約1000億として想定されている。リルゾール、ラジカットに先行されるものの、第II相試験の解析にてALS(筋萎縮性側索硬化症)発症600日以上よりも600日未満の患者に対しての方がMN-166(イブジラスト)の有効性があることが確認されており、他剤との差別化もできている。

以上より、2019年12月29日時点、上場廃止の延期により悪材料が出尽くしたメディシノバ・インク(4875)は

Buy

と判断する。