転職活動は新卒の就職活動とは違い、活動期間が定められていないという点で大きな違いがあります。そのため、転職者はいつからでも転職活動を開始することが可能です。もちろん、時間(=年齢)は有限ですので、早く動けるのであれば動くべきです。しかしながら、これはあくまでも転職者側の視点であり、企業側の視点ではありません。
そして、転職活動は企業側の視点で考えるだけで合格率が統計学的に有意に上がると言っても過言ではありません。例えば、リクルートエージェントの求人情報の選考内容の欄には下記のように採用人数が掲載されています。

この採用人数が1人なのか?複数人数なのか?で合格率が大きく変わります。なぜなら、前者の採用目的は欠員補充であるのに対して後者は業務拡大に伴う増員である可能性が高いからです。
欠員補充目的の採用である場合、応募者同士の比較に加え、前任者と比較して職務スキルレベルが同等かどうかの即戦力が問われますので合格難易度が高いです。
一方、業務拡大に伴う増員である場合、企業は職務スキル以上にマンパワーを求めている可能性がありますので欠員補充目的の採用よりも合格難易度が下がる傾向があります。
以上の理由より、転職者は転職活動をいつからでも開始できますが、合格率を上げたいのであれば志望企業が業務拡大に伴う増員目的による採用を実施している時に転職活動の時期を合わせるべきです。
なぜなら、転職者の職務スキルと同様に入社可能時期により合格難易度が変わるからです。そして、企業側が積極的採用している時期に即転職活動ができるよう、転職活動をしない時期でも履歴書、職務経歴書のアップデートをしておくべきです。
もしも転職したい気持ちはあるけれどキャリア経験が浅いために転職活動を躊躇しているMRの方がおりましたら、下記より無料会員登録後、山田創までご連絡ください。業務拡大に伴う増員目的の採用を実施している企業をご紹介できる可能性があります。