MRからの異業種転職先の候補としてヘルステックベンチャーを志望するMRの方は多いのではないでしょうか?
たしかに、医療業界における営業経験を活かせする職種としてヘルステックベンチャーの営業職はおすすめです。
しかしながら、ベンチャー転職はリスクを負うわけですから、転職後に成功した暁にはリターンを得なければ意味がありません。
そのため、間違っても成長したいからという理由だけでヘルステックベンチャーへ転職してはいけません。
では、MRがヘルステックベンチャーへ転職する見返りとして何を求めるべきでしょうか?それは、
ストックオプション/ポジション
です。ストックオプションとは株主が自社株を一定の行使価格で購入できる権利です。
上場前のベンチャー企業は従業員に対して十分な給料を支払うキャッシュがありませんので、その代わりとしてストックオプションを配布します。
そして、ベンチャー企業が上場した暁にはストックオプションを換金することで大金を得ることができるのです。
もちろん、大金を得るためには受け取るストックオプションの比率が高くなければ意味はありません。
例えば、上場後のベンチャーの時価総額が100億円でストックオプション比率が0.05%の場合、ストックオプションは500万円程度です。
つまり、この程度のストックオプション欲しさに年収を下げてまで転職するのはリスクでしかないのです。
そのため、ヘルステックベンチャーの内定オファーでストックオプション配布が提示された場合、その比率は全株式の内の何%に該当するのか?調べるべきです。
次に、ヘルステックベンチャーに転職するからにはそれなりのポジションで入社するべきです。
なぜなら、大企業でもベンチャーでもソルジャーとして働く場合に得られる経験、ビジネススキルは何も変わらないからです。
そして、ベンチャーにおけるポジションは大企業以上に限りがあります。創業者をはじめ初期メンバーはストックオプション比率が高いため、上場前に辞める可能性が低いからです。
そのため、入社段階でポジションを確約しておかないと、一生辛酸を舐める可能性があるのです。なによりも、ポジションのない人にストックオプション比率が低いのは言うまでもありません。
以上の理由より、MRからの異業種転職先の候補としてヘルステックベンチャーを私は推奨しません。もしもヘルステックベンチャーで働きたいならば、まずはヘルステックカンパニーのナンバーワン企業であるエムスリーグループへ転職した後でも遅くありません。
むしろ、最近のヘルステックベンチャーの創業者、初期メンバーを見る限り、エムスリー出身者がかなり多いです。これは、ヘルステックベンチャーの中でエムスリーブランドが定着していると言っても過言ではないでしょう。
もしもヘルステックベンチャーへの転職にご興味あるMRの方は、下記より無料会員登録後、山田創まで一度ご相談頂けますと幸いです。