インスメッド合同会社に転職する前に絶対に知っておきたい3つのこと

インスメッド合同会社とは


2020年1月20日、インスメッド合同会社が国内営業(MR)を立ち上げるようです。インスメッド合同会社とは、肺MAC症などの希少疾患治療薬を開発、販売するNASDAQに上場するバイオベンチャーになります。バイオベンチャーといえどインスメッドの時価総額は1200億円を超え、肺MAC症に適応のあるアリカイスという新薬を2018年より米国で販売しております。

2018年より販売を開始したアリカイスの売上高は、2018年第四四半期で9.8百万ドル、2019年第一四半期で21.9百万ドル、2019年第二四半期で30.0百万ドルと順調に売上を伸ばしております。現在の効果効能が難治性肺MAC症であるため、現在の対象患者数は12,000~17,000人程度でありますが、今後の肺非結核性抗酸菌症などへの適応拡大により対象患者数は200,000人まで増加する可能性がある薬です。

そして、インスメッドは2021年に日本市場におけるアリカイス発売を予定しているため、この度国内営業(MR)の募集を開始しました。ここで驚きなのが、アリカイスの対象患者数は米国よりも日本で多い可能性が示唆されていることです。肺MAC症の患者数は米国も日本も変わりがありませんが、肺非結核性抗酸菌症の日本人患者数は米国の150%以上と推定されております。つまり、インスメッド本国のMRよりも日本のMRの方がトップセールスになり得るチャンスを秘めているのです。

肺MAC症の治療薬アリカイスとは


アリカイスとは、治療選択肢のない難治性肺MAC症患者に対する治療薬であり、吸入薬としては唯一無二の薬になります。現在の適応では、標準薬による治療を継続したにも関わらず効果が確認されなかった難治性肺MAC症にしか使用できませんが、将来的には肺非結核性抗酸菌症に対する導入療法としてアリカイス、維持療法としてアリカイス等の治療選択肢になり得る可能性が十分にあり、患者数、治療期間の拡大が見込まれおります。

また、アリカイス以外にも第II相試験進行中である「INS-1」というパイプライン(新薬候補)を有しております。INS-1の効果効能は2型糖尿病、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)であり、インスリン抵抗性を改善することによる2型糖尿病の改善であったり、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)患者の排卵率、トリグリセライド、血圧を改善する可能性が示唆されております。

以上のように、インスメッド合同会社は名も無き米国のバイオベンチャー企業ではありますが、既に上市したアリカイスがあり、糖尿病関連の有望なパイプライン(新薬候補)を有しておりますので、転職に興味があるMRはインスメッド合同会社へ応募すべきです。なお、JAC Recruitment、クイック等で求人が来てないMRは、下記メールアドレスにご連絡頂ければエージェントをご紹介します。

healsy.jp@gmail.com

肺MAC症とは

肺MAC症とは、抗酸菌であるマック菌が肺に感染して発症する病期です。肺MAC症を含め、抗酸菌による肺疾患を肺非結核性抗酸菌症と総称しますが、主な原因菌はマック菌80%、カンサシ菌10%によるものですが、菌の種類は全部で150種類以上あります。

肺非結核性抗酸菌症の症状としては咳、痰、発熱、寝汗、体重減少などであり、胸部エックス線検査、胸部CT検査等により確定診断がされます。治療方法は原因菌により異なりますが、マック菌を原因とする肺非結核性抗酸菌症の場合はクラリスロマイシン、抗結核薬2種類による薬物治療を少なくとも1年半程します。